作者が他の人にトークを書いてもらうにはどうすればいいのか考えてみる
この記事を理解するための推奨スキル
・自分のゴーストを他の人にもいじってもらいたい方
この記事で得られるであろう知見
・他の人にトークを書いてもらおうと考えてみたこと・やってみたことの共有
はじめに
私は少なくとも、私が公開しているゴーストについては自分以外の好意的な誰かがトークを作っても良いと考えています。
しかし、ぜひ書いてみて欲しいですと言いつつも実際にトーク(ネタ提供ではなくそのもの)を書いてもらえたことはありませんでした。
この記事では、私が他の方にもトークを書いてもらうために色々と試したことや考えてみたことを公開しつつ、
同じように考える人との知識の共有や、どうすれば今後他の方にトークを書いてもらうことができるのかを考える場にすることができればいいなと思っています。
1.立場の表明は必要
もしあなたがゴーストを作っていて、そのトークを他人に勝手に追加されたくないと思っているのであれば、この節だけはぜひ読んで頂きたいです。
そもそも人にトークを作られることを「許可」もしくは「歓迎」することを表明するべきだと思います。
逆にそれが嫌な方も「禁止」する旨を明確にしてほしいです。
立場が明確になっていれば、グレーゾーンに勇み足で踏み込んでトラブルに発展するようなこともなくなりますし、
もし活動を停止して連絡をとることが出来なくなってしまった場合にも困る人が減ります。
その他、詳細なスタンスの表明があれば書き手が変に困ることもなさそうかなぁと思うところです。
ちなみに私の場合
他の方が私のゴーストにトークを作って配布することは好意的である限り歓迎します。
ゴーストは私が作ったものですが、キャラクターが喋るという作品の性格上、そのキャラクターがキャラクターとして喋るのであれば作者は私である必要はないと考えています。
実際のところでもトークを書く人が増える分トークが増えるのは嬉しいですし。
その他自分の書くのが苦手な部分を他人にフォローしてもらうことができたら、素晴らしいなと。
(えっちなやつとかね)
追記:私の見解:「ゴーストの著作権等について」のテンプレートで十分なのか
http://emily.shillest.net/specwiki/index.php?ueda%2Fゴースト著作権意識についての質問
よく著作権意識の表示のテンプレートに使われますが、改変の差分データとなるサプリメントに対しての項目がなく、この場合についてもしっかり意思表示をしてほしいという思いです。
「中身を改変した上でウェブ上で再配布」が一番近いようにも思いますが、同じではないと考えています。
例えば私の場合ですが、サプリメントのように差分として追加データを用意していただくことは構いませんが、自分の手の届かない場所で
古いバージョンのものが残り続けることは嫌で、「再配布・改変再配布」は基本NGにしているからです。
2.いじりやすい中身を用意してみる
中身が難解でそもそもいじるのに挫折されてしまうのは困るので、日常的な更新のしやすさも考えてトークや触り反応はごく簡単な
つくりにするほうが良いと思います。
例えば一般的に使われているしおりの「里々」を使うとか、トークを書く部分を単純にしてみるとか・・・
トークは内容以外に表情指定とウェイトだけで書けて、難解なジャンプや変数条件を意識しないで作れると、他人からもいじりやすそうに思います。
3.窓口を用意してみる
基本的にはサプリメントやSSFファイルを用意したら勝手に公開していいし、もしよかったら教えて欲しいという考えでいるのですが・・・
公開まで至らないような、例えばトーク一つの場合などは直接作者に送ってくださいという窓口を用意してみるのもいい手段かなと思います。
直接メールなどでおくってもらって、それをゴーストに取り込むなど。
それ以外にも、公開する方法を持たない場合や、元々の作者に適切な監修を受けたいと考える方には良い方法のはずです。
4.設定を用意してみる
私自身、ここはあまりできていない部分ですが・・・
ゴーストの設定をきちんと決めていれば、もしくは、どこを決めていてどこを決めていなくて、どこを勝手に決めて良いのかをはっきりさせればトークを書く人には大切なヒントになるように思います。
ゴースト上で語られなくても、ゴーストのフォルダの中などに設定を書いたファイルを残しておくと良いと思います。
5.仕組みを用意してみる
より気軽にゴーストにトークを追加する方法として、「作ったトークをメールで送る」「サプリメントやファイルやSSFファイルで公開する」以外で何か「ゴースト側での受け入れ体制」を用意すると良いかもしれません。
本来の作者以外が作ったトークと元々あったトークが混ざってキャラクターを壊すことを恐れる場合などには強い味方になりそうです。
一方で仕組み自体の作成が里々の場合既存のものがなく、作成のハードルは高そうです。
そのほかゴースト自体が複雑化したりトークにルールが増えるなど、直接編集が難しくなるため導入するにはよく考える必要がありそうです。
事例:ゴースト「後輩」
「後輩」という愛の重いゴーストさんがいます。
このゴーストはゴーストを起動した状態でトークを入力ボックスにいれて追加することができる仕組みを持っています。
ユーザ作成のトークをON/OFFことも可能です。
配布ページ:
後輩がうろつくばしょ。
6.最後に:そもそも居ないのか?
そもそも「自分のゴーストをいじってほしい」「人のゴーストをいじって公開したい」
なんて人は居ないのだろうか…
私は両方にあてはまるつもりですが、私自身変わり者とは自覚するので、うーうむ。
twitterでちょっと聞いてみてもその時はほとんどいらっしゃいませんでした。
居たら教えてください。共有したい。